現在はマツダエースの主力商品でもあるAGV（無人搬送車）や関連装置の設計を担当しています。AGVとは、台車に製品や部品をのせて工場間を無人で運ぶもの。従来は人が行っていた搬送作業をロボットが代替することで、自動化・省力化に寄与しています。
そのなかでも特に印象に残っているのは、工場と工場の間を走らせるAGVの設計プロジェクト。工場と工場の間には屋根もなく、20mほどの外にある道路です。外で雨に濡れたり、車やトラックが通ったりというシチュエーションでAGVを導入するのは初めての試み。お客様であるマツダの担当者と何度も打ち合わせを繰り返し、AGVに防水機能のついたカバーを付ける、信号機を設置するなど、問題を一つひとつクリアしていきました。数ヶ月後に無事完成し、雨の中を順調に走っている様子を見たときは、まさに感無量でしたね。平面の図面から実際にカタチになり、お客様の役に立てるところがこの仕事で一番面白いところだと思います。

また実際に入社してみて良かったのは、有給休暇や代休を取得しやすい環境があること。最近では男性が育休を取得するのも珍しいことではなくなってきたので、私も仕事の調整をしながら取得できればと思っています。もうひとつは、部活動でマツダやグループ会社の方たちと繋がりが持てること。私はマツダ(株)のバトミントン部に所属しているおかげで、いろんな人との人脈が広がりました。このように福利厚生がマツダ並に充実している点も、マツダエースの魅力ではないでしょうか。