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INTERVIEW

デジタルコンテンツを通じて
世界中のユーザーを支える
Y.SANAGI
新卒入社 2022年度
情報技術サービス本部 整備技術情報部
デジタルコンテンツ製作(整備マニュアル)
日本はもちろん世界で読まれる
マニュアルを作成するために
私の仕事をかっこよく言うと、マニュアル作成を通じて世界中のマツダユーザーに快適なカーライフを提供すること。具体的には、「新型車の紹介マニュアル」と「レスキュー資料」の2つを作成しています。前者は主にディーラーの整備士さんが、マツダの新型車にどんな新しい機構・装備が搭載されたのかを確認するための資料です。図面や仕様書から新たに追加された機能を読み込んだり、マツダの開発担当者にヒアリングしたりして、文章を作成していきます。また後者はマツダ車が事故などを起こした際、現場にいる人が搭乗者を救助するために必要な情報をまとめた資料。特にヨーロッパではレスキュー資料がないと検査の評価が低くなってしまうくらい重要なもの です。
以前はマニュアルというと分厚い紙の冊子でしたが、今はスマホやPCなど様々な媒体で閲覧できるデジタルコンテンツに変貌。膨大な情報をまとめているのは同じですが、動画など時代に合わせたサービスも検討しています。またマニュアルは国内だけでなく、世界の主要言語にも対応。マツダエースでは日本語版と英語版を作成しており、日本語で書いた資料を翻訳者の方に訳してもらう段取りなども行います。その際、日本語に不備があると翻訳者から「どういう意味ですか?主語は何ですか?」というふうに質問がくるので、改めて見直すことで日本語の文章がブラッシュアップされるという流れもありますね。

現場の声に、役立つ喜びを実感
リモートワークも魅力のひとつ
この仕事でやりがいを感じる瞬間は、実際にマニュアルを読んだ整備士さんなどから「内容がわかりやすくて助かっている」というポジティブな感想をいただけた時。少し前、マツダで整備研修があった際も、たまたまブラジルやチリなど中南米の整備士さんが数名来日しておられ、マニュアルの感想を聞いてみたら「わかりやすくていい感じだよ!」「お客様からの問い合わせや役所へ説明する時にも使っているよ」と褒めてくださいました。自分たちの手がけたマニュアルが海を越えて役に立てていることを実感できて嬉しかったですね。普段はなかなか現場の声を聞く機会は少ないですが、レスポンスがあると次も頑張ろうと励みになります。
またリモートワークやスーパーフレックスなど自由な働き方も気に入っているところ。会社としては20~80%の出社率でOKというざっくりした基準があり、私はだいたい週3回リモート・週2回出社しています。時にはフレックスを利用して早めに退社し、家族や友人と野球観戦に行くこともありますね。
私は大学時代、コンピュータ理工学部で情報学を学ぶ一方、クラブ活動では自動車部に所属。年に何回か開催される大会に向け、車を整備したり、運転技術を磨くという活動をしていました。そのため就職先も自然と「IT+自動車」という2つの強みを発揮できる企業を探し、マツダエースに出会ったんです。そんな私にとって現在の仕事は相性の良い職種であると感じています。IT+自動車という武器をさらに磨き、今後もテクニカルライターとして、自分だけの得意分野をつくり、「この分野ならSANAGIに聞けばわかる」といわれる強みを見つけていきたいと思っています。
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