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INTERVIEW

マニュアル作成を通して
カーライフをより豊かに
S.MORITA
新卒入社 2012年度
情報技術サービス本部 整備技術情報部
デジタルコンテンツ製作(整備マニュアル)
最先端の車の技術を知り、
適切に伝える。
「こんな仕事が世の中にあったんだ!」──それがマツダエースの会社説明会に参加した時の一番の驚きです。もともと私はマニュアル作成という仕事があること自体知らず、軽い気持ちでマツダエースの会社説明会に行ったのですが、話を聞くうちにどんどん魅了されていく自分がいました。車も好きだし楽しそう、海外展開も視野に入れていて将来性がありそう、文系は得意じゃないけど教育体制がしっかりしているから成長できそう。そんなイメージを抱いて入社を決めました。
実際、マニュアル作成は世の中に出ていない新型車に直接触れることができ、マツダの先進技術を学ぶことができるのが大きな魅力です。日進月歩で進歩するマツダの先進技術に対して、どのようなロジックで制御されているのかを解読したり、開発担当者に直接ヒアリングし、車の制御についてとことん突き詰めて理解できたりした時は、この仕事ならではのやりがいを感じます。
ただ、その情報を自分にインプットするだけでなく、マニュアルを見た人もちゃんとわかるようにアウトプットしなければいけないのが難しいところ。書いた文章が複数の意味に解釈されたり、ポイントとなる事柄が見落とされていたりすると、読み手の誤解を招く恐れがあります。誤解されないための伝達技術が重要なので、入社後は日々テクニカルライティングについても勉強しています。

次世代のマニュアルは
動画やVRが主流に?!
これまでに印象に残っているのは、入社5年目のこと。マツダから「販売会社のサービススタッフにもっと喜んでもらえるマニュアルにするため、プラスαの情報を載せたらどうだろうか」という提案を受け、まずはニーズを調査するため販売会社さんへヒアリングに行くことにしました。そこで働いているサービススタッフさんたちに生の声をお聞きすると、「マニュアルを見たことがない」という人がいる中で、「見たことがある」と答えた方からは「わかりやすい、役立つ」という嬉しい言葉をいただき、私たちの仕事の成果物が役に立っていることを実感できました。そうした市場調査をもとに、新しく作成するマニュアルでは新技術に対する開発者インタビューも追加で掲載。単なるスペックだけでなく、「どういう想いで新機能を開発したのか」といった背景に迫ることで、開発者の思いをマニュアルに反映させ、よりサービススタッフさんに共感や親しみを持ってもらうことに成功したんです。
今後は、「見ていない」と答えた人にマニュアルを活用してもらうために、どう改善すればよいのかが課題。市場調査の際、「動画コンテンツがあれば、より理解が深まるのにね」という声がありました。文字とイラストだけで伝えるマニュアルよりも、若いサービススタッフさんたちには動画のほうが馴染みやすいでしょうし、すぐにでも取り組んでいきたいと思っています。将来的には、今までにないVRやARを活用した次世代のマニュアルなんかも開発したいですね。そして販売会社のサービススタッフに喜んでいただけるコンテンツを提供することで、お客様のカーライフも豊かにしていけたらと考えると楽しくなります。
