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INTERVIEW

チャレンジ精神で腕を磨く
製造&組立のプロ
R.MIHARA
新卒入社 2014年度
プラントテクノロジー本部 技術部
技能職(機械/電気)
海外工場の立ち上げに参加
経験値がぐんぐんアップ
子どもの頃からモノづくりが好きで工業高校へ入り、その延長でマツダエースのプラントテクノロジー本部へ入社しました。同じ高校の先輩がたくさん当社へ入っていたので、馴染みやすいかなと思ったのも動機の一つです。現在は製造部の組立課に所属し、高速・高精度で部品を運ぶNCローダなど搬送装置の組立や改造工事の施工を行っています。NCローダと言っても学生の皆さんにはよくわからないと思いますが、簡単に説明すると「自動車のエンジン部品などを運ぶ機械」のこと。マツダ車を生産する工場には私たちマツダエースの手がけた様々な機械が導入され、モノづくりを影ながら支えているんですよ。
マツダの工場は国内だけでなく海外にもあるので、私も何度か海外の工場立ち上げに参加しました。最初に行ったのはタイで、入社2年目の時。その後、ロシア、メキシコへも行きました。それまで仕事以外で海外旅行に出かけたことがなかったので、最初はあまり気が進まなかったんですよ。だって外国語も話せないし、食事だって口に合わないかもしれないじゃないですか。でも実際に現地で組立を経験すると新しい知識や技術を吸収して、自分がぐんぐん成長している実感が湧いてきました。そして数ヶ月いると現地スタッフとも簡単なコミュニケーションが取れるようになり、生活にも慣れてどんどん楽しくなる。食事も美味しくて、メキシコで食べたでっかいステーキの味は忘れられません。

技能五輪に参加して
0.001mm単位の精度を競う
また社内では入社2年時に、「技能五輪」へ参加したことが印象に残っています。これは中央職業能力開発協会が主催する、青年技能者の技能レベルの日本一を競う技能競技大会。1年に一度開催されており、私は「機械組立仕上げ」という競技に参加しました。他にも「美容」「フラワー装飾」「配管」「建築大工」「家具」など、幅広いモノづくりの技能が競われます。「機械組立仕上げ」の課題は、図面をもとに機械加工された部品を、ヤスリを使って高精度に仕上げ、組み立ててスムーズに稼働できるようにすること。制限時間内にいかにミクロン単位の精度を出すか、繊細な技能が求められるんです。当時はミクロン単位の精度なんてムリ!と思っていたんですが、実際仕事では0.001mm単位の仕上げが要求されるため、すごく勉強になりました。
最近は精度を要求されるマシニングセンタの加工プログラム作成、デバック、精度修正などよりレベルの高い仕事にチャレンジ中。技能五輪では残念ながら好成績を収めることができなかったので、仕事を通じてさらに技術を磨いていきたいと考えています。マツダエースには高い技術を持った「ザ・職人」というようなベテラン社員も多くいるので、そういう先輩たちから技術を受け継ぎ、そして後輩たちへ伝授していければいいなと思います。これから入社される方は、わからないことがあればどんどん私たちに聞いてください!必ずみんな親身になって教えてくれますから。
