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INTERVIEW

マツダ短大で学んだ
未来を担うエンジニア
K.ISHIMARU
新卒入社 2012年度
プラントテクノロジー本部 山口工事部
技能職(機械・電気)
企業内短大って
おいしいだけじゃない!
私は小さい頃からものづくりが大好き。高校時代はロボコン部に所属し、ロボットの設計から製作、操縦まで自分で手がけていたほどです。そこで改めてものづくりの面白さや達成感を味わい、仕事でも同じようなことができたらいいなと思っていました。正直、就活の始めはマツダエースよりも大手の企業を希望していたんですが、ロボコン部顧問の先生から「大手でライン作業をするより、設計や製作のできる中小企業のほうが面白いぞ」というアドバイスを受け、マツダエースへの入社を希望。当初、求人がなかったにも関わらず自ら会社見学で熱意を伝えに行き、採用してもらうことができました。
入社後、一番の転機となったのはマツダ工業技術短期大学校(マツダ短大)への職場推薦を受けたことですね。マツダ 短大は未来のマツダを担う技術・技能者を育成する2年制の企業内短大で、マツダの社員として給料をもらいながら勉強できる場所。もちろん学費もいりません。収入を得ながら学べるなんて「めちゃくちゃおいしい!」と思われがちですが、これがなかなかハード!! 授業は学科・実習・企業人研修が毎日朝から夕方まであり、さらに課題の製作や合宿、地域貢献イベントなど、様々な企画も目白押し。それらに必死になって取り組むことで、今振り返ってみると幅広い知識や技術、実践的な問題解決力、リーダーシップやチームワーク力が養われたのだと感じています。

マツダのDNAを
次世代へ繋いでいく
短大卒業後、以前の職場に戻った時に上司や先輩からは「成長したな」と言っていただきました。マツダ短大では「MAZDA WAY」の7つの考え方に基づいた教育がされるので、会社のビジョンや行動をより深く理解できるようになったからだと思います。私自身、入学前は上司の言うことに心の中で反発することもありましたが、卒業後はなぜそう言うのか背景がわかり、視野がものすごく広くなった気がしています。
現在は、生産現場でオペレーターの方が手作業で行っている自動車部品の搬送をロボット化する、自動化ラインの設計・製作を主に担当。お客様との打ち合わせから設計、製作、組立、現地工事まで一貫して行うことができ、入社前に思い描いていたものづくりの醍醐味を味わっています。一人で黙々と設計や製作を行うというよりは、部署の先輩・後輩、協力会社さんなど多くの人と協力しながら一つのものを創り上げていくチームワークがとても重要。ものづくりの技術はもちろん、人をまとめる部分においてもマツダ短大での経験が役に立っていますね。
今後は「マツダのビジョンをみんなに広げ、組織活動をさらに強化していきたい」なんて経営者みたいなことを考えています。それがマツダ短大を卒業した社員に期待される役割なのかなと。後輩たちにはムリにマツダ短大への入学を勧めませんが(笑)、もし勉強したい強い思いがあるなら、覚悟を持ってチャレンジしてください。
